足の痛み|柔道整復師解説
モートン病 整骨院 福岡市城南区|足指の付け根の痛み・しびれの原因と保存療法を柔道整復師が解説
このページの結論・数値根拠
最多
第3・4趾の間に 集中して発生する部位
4〜8倍
女性が男性より 多く発症する
G57.6
ICD-10 分類コード
「足指の付け根が焼けるように痛い」「靴を履くと電気が走る感じがする」——それはモートン病(趾間神経腫)かもしれません。中足骨頭の間を走る趾間神経が、靴による慢性的な圧迫・摩擦で炎症・肥大する神経性の足痛です。先の細い靴やハイヒールとの関連が高く、靴を脱ぐと楽になる特徴があります。保存療法(インソール調整・手技・鍼)が第一選択 であり、当院では足の荷重バランスから見直します。
出典:Thomson CE et al., "Interventions for the treatment of Morton's neuroma." Cochrane Database Syst Rev, 2004(PMID: 15266472)/疫学:StatPearls「Morton Neuroma」NCBI Bookshelf ほか(女性比は報告により4〜8倍)
🏅 柔道整復師(国家資格)
⭐ Google★4.9(208件)
🕐 日祝も20時まで
モートン病(趾間神経腫)とは?
モートン病(Morton's metatarsalgia)は、足の中足骨頭の間、主に第3・4趾の間(薬指と中指の付け根の間) を走る趾間神経が、靴による慢性的な圧迫・摩擦によって炎症を起こし、肥大・線維化する神経性の足痛です。ICD-10コードはG57.6。
症状の特徴は「靴を履くと悪化し、脱ぐと楽になる」という点にあります。歩行中に足指へ向かう焼けるような痛み・電撃感・しびれ が出て、休憩したり靴を脱いで足を揉むと一時的に和らぐ——このパターンを繰り返す方に多くみられます。
患部を特定するには「Mulder's sign(マルダー徴候)」という触診法が有効です。足の両側から中足部を横方向に圧迫すると、クリック感(「ゴキッ」という感触)と痛みが再現されます。この所見が陽性の場合、モートン病の可能性が高まります。
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ここが痛む
足の上面。第3・4趾の間(赤丸)に痛みが集中
モートン病は主に第3趾(中指)と第4趾(薬指)の付け根の間、趾間神経が圧迫される箇所に痛みが出ます。
あなたの症状を確認する
以下の項目に当てはまりますか?
第3・4趾(薬指・中指)の付け根あたりが痛む
歩いているうちに足指へ向かうしびれ・灼熱感・電撃痛が出る
先の細いパンプスやハイヒールを履くと症状が強くなる
靴を脱いで足を揉むと一時的に楽になる
足を両側から握ると「ゴキッ」という感触と痛みが出る
足指の間の感覚が薄い・鈍い感じがする
モートン病の主な原因
モートン病は「一つの原因で起きる」ものではなく、いくつかの要因が重なることで発症します。特に女性に多い(男性の4〜8倍)のは、ハイヒールや先の細い靴の使用頻度が関係していると考えられています。
原因 01
靴による慢性的な圧迫
先の細いパンプスやハイヒールは前足部を左右から締めつけ、趾間神経への摩擦・牽引を繰り返します。最も頻度の高い誘因です。
原因 02
足の構造の問題
外反母趾・扁平足・開張足(横アーチの低下)があると、中足骨頭への荷重が偏り、特定の趾間神経への負担が集中しやすくなります。
原因 03
繰り返しの衝撃
長時間の立ち仕事・ランニング・ジャンプ動作の繰り返しで、神経に微細な牽引ストレスが蓄積します。スポーツ選手や立ち仕事の方に多い要因です。
原因 04
加齢による変化
加齢とともに足底の脂肪パッドが薄くなり、クッション機能が低下します。その結果、神経への衝撃・摩擦が直接伝わりやすくなります。
これらの要因が重なるほど症状は出やすくなります。靴の問題だけを取り除いても、足のアーチ崩れや荷重の偏りが残っていると再発しやすいため、当院では足全体の機能から評価 して対応します。
また、モートン病と混同しやすい疾患として足底腱膜炎 (かかと〜足底の痛み)や外反母趾 (第1趾の変形による痛み)があります。足指の付け根の痛みでも原因によって対処法が異なりますので、自己判断せずに確認することをお勧めします。
なぜ当院でモートン病の改善が期待できるのか
当院は、柔道整復師(国家資格)の院長・河野太朗と、国家資格をもつ鍼灸師(はり師・きゅう師)が在籍。整骨の手技と鍼灸を、それぞれの国家資格者が連携して組み立てる複合アプローチで対応します。
モートン病の保存療法では、「神経への圧迫をどう減らすか」と「神経周囲の血流・炎症をどう整えるか」 の2軸が重要です。当院ではインソール調整による荷重分散、手技による中足骨間の開排、そして鍼治療による神経周囲の血流促進を組み合わせて対応します。
初回から再発予防までの施術の流れ
1
初回:問診・触診・荷重評価
Mulder's test(横圧迫によるクリック確認)・足底の荷重バランス・靴の状態を確認。他疾患との鑑別が必要な場合は整形外科への紹介も行います。
2
急性期:テーピング・靴の指導・アイシング
痛みが強い時期は中足骨部のテーピングで趾間への圧迫を軽減。靴の選び方・インソールの種類も初回から具体的にお伝えします。
3
回復期:手技(開排)+鍼治療
中足骨間を手技で広げる「開排操作」と足底筋膜のリリースで物理的な圧迫を緩和。鍼治療で趾間神経周囲の血流を促進し、神経過敏の緩和をはかります。
4
維持期:歩き方・靴の見直し・セルフケア定着
足指の使い方・歩行パターンの修正で、神経への慢性ストレスを根本から減らします。自宅でのセルフケア(足指スプレッドストレッチ・ボールリリース)も定着させます。
なお、保存療法で改善が乏しい場合は、整形外科でのステロイド注射という選択肢もあります。2013年の患者盲検化ランダム化比較試験では、モートン病へのステロイド注射は少なくとも3ヶ月間の症状軽減効果が報告されています(Thomson CE et al., J Bone Joint Surg Am, 2013, PMID: 23636185)。当院は保存療法を担当し、注射や手術の検討が必要と判断した場合は整形外科をご紹介します。
▶ ご来院の前に確認いただきたいこと
初回料金
¥5,500〜(自費)
検査・説明・施術込み。保険対象外のため自費となります。
相談だけでも
LINEで症状を送るだけでOK
「自分の場合はどうか」だけでも、まずお気軽に。
自宅でできるモートン病のセルフケア
来院前・来院中でも、日常のセルフケアで神経への負担を減らすことができます。ただし、やり方を間違えると悪化させることがあります。まず「やってはいけないこと」を確認してから 手順に入ってください。
⚠️ モートン病でやってはいけないこと
先の細い靴・ハイヒールを症状がある間に履き続ける ——神経への圧迫が続き、神経腫の肥大が進行しやすくなります
痛みを我慢して長時間歩く・走る ——炎症が蓄積し、回復が遅れます
趾間(足指の間)を指で強く押す・揉む ——肥大した神経を直接刺激することになり、痛みが増します
湿布・外用薬だけで様子を見て受診を先延ばしにする ——原因(圧迫・荷重の偏り)が残ったままでは症状が繰り返します
セルフケア手順(番号順に行ってください)
1
足指スプレッドストレッチ
床に足をつけた状態で、5本の足指を扇状に広げ10秒間保持します。力を抜いて戻す動作を繰り返します。
10秒保持 × 10回 / 1日2〜3セット
2
中足骨間開排ストレッチ
椅子に座り、問題の趾間(第3・4趾の間)に手の指を差し込み、左右にゆっくりと広げて10秒間保持します。強く押さず、「開く」感覚で行います。
10秒保持 × 5回 / 1日2セット
3
足底ボールリリース
ゴルフボールまたはテニスボールを足底に当て、体重を軽くかけながら土踏まず〜中足骨頭部を前後にゆっくり転がします。神経腫部分(趾間直下)は避け、その手前の中足部で転がします。
左右各30秒 × 1〜2セット / 入浴後など筋肉が柔らかい時間帯に
4
アイシング(痛みが強い日・長時間歩いた後)
保冷剤をタオルに包んで前足部(趾間付近)に当て、15〜20分間冷却します。直接皮膚に当てると凍傷の原因になります。タオルに包んでから使用してください。
15〜20分 / 1日最大3回まで
セルフケアと並行して最も効果的なのは「靴の変更」 です。前足部に十分な幅があり、つま先に1cm程度の余裕があるワイドトゥボックスの靴に変えるだけで、症状が大幅に軽減するケースがあります。セルフケアだけで改善しない場合は、足の構造的な問題(アーチ崩れ・荷重の偏り)がある可能性があります。
よくあるご質問
モートン病は整骨院で対応できますか?
はい、対応できます。モートン病(趾間神経腫)の保存療法として、インソール調整・靴の選定指導・中足骨間の手技(開排・筋膜リリース)・鍼治療(神経周囲の血流促進)を組み合わせて対応します。ただし神経腫が大きく保存療法で症状が改善しない場合や手術適応が疑われる場合は、整形外科への紹介をお勧めします。
モートン病に健康保険は使えますか?
慢性の神経性の痛みであるモートン病は、整骨院の健康保険(柔整保険)の対象外となります。自費施術となりますが、初回問診で状態を確認し料金の目安をお伝えします。初回は検査・説明込みで¥5,500〜です。
モートン病を放置するとどうなりますか?
靴による圧迫・摩擦が続くと、神経の肥大(神経腫)が進行しやすくなります。痛み・しびれが強くなり日常歩行が困難になるケースや、慢性化して保存療法が効きにくくなるケースがあります。「靴を脱ぐと楽になる」段階で早めに対処することが重要です。
モートン病に良い靴の選び方は?
前足部(つま先側)が広い「ワイドトゥボックス」デザインの靴を選ぶことが基本です。ポイントは①つま先に1cm程度の余裕がある②中足骨部(指の付け根)が圧迫されない幅がある③ヒール高は2〜3cm以下——の3点です。先の細いパンプスやハイヒールは症状を悪化させるため、症状がある間は避けてください。
城南区でモートン病に対応している整骨院はありますか?
長丘はりきゅう整骨院(福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F)では、モートン病の保存療法に対応しています。柔道整復師(院長)と国家資格をもつ鍼灸師(はり師・きゅう師)が連携して施術します。受付:月〜土・日曜 9:00-12:30 / 15:00-20:00(水曜定休)。まずはLINEでのご相談も受け付けています。
アクセス・受付時間
長丘はりきゅう整骨院
📍 〒814-0153 福岡市城南区樋井川2-1-62 マークス城南1F
🕐 月〜土・日曜 9:00-12:30 / 15:00-20:00(水曜定休)
🚌 西鉄バス「長尾公園前」徒歩1分|駐車場4台